Biloxie Blues-1042005年09月01日 17:30

目黒パレス座

ハリケーンが襲ったビロキシーときくと「ビロキシー・ブルース」を思い出す。「ブルースが聞こえる」という日本の題名の原題である。ニール・サイモンの青春時代を描いた戯曲の映画化。マイク・二コルス監督でマシュー・ブロデリック主演。1945年には軍事訓練所があったらしいが、今ではカジノで有名だという。ニューオリンズを避けてビロキシーが直撃されて被害がひどい。CNNのニュースを見ていると政府の対応が見えてこない。

もう一度みたいと思いつたやで探してみたがない。つたやが棚の入れ替えをしていて古いのは処分したとかいう。「アイリスへの手紙」「裸足で散歩」の2本のジェーン・フォンダの映画とドイツ映画「橋」を借りる。

フォンダの「バーバレラ」を見たら、他のも見直してみようと思う。

ハルクにより玄米とハトムギをかう。いつもはFloのケーキをかうがぐっと我慢して買わずにかえる。水着を一階のスポーツ用品売り場で買おうとしたら、もうすっかり秋冬物になって水着なんてない。

アップルからまた請求書がくるが、前からSatisfaction1曲しか買っていない。それもただになっている。新しいローリング・ストーンズのレコードの宣伝がちゃっかりはいっている。欲しい曲をいれてもないのが多くて嫌気がさしている。

目黒パレス座は3本だてで、西部劇、喜劇にフランス映画の組み合わせ。 このときみたルイ・ジューヴェの「二つの顔」「真夜中まで」ですっかり彼のファンになった。でもこの二つの映画はビデオもなくいまだに見ることが出来ない。どこに消えてしまうのだろう。

Stampede-1052005年09月02日 18:27

Garbo

イラクのスタンピードというのをきいたとき、家畜というより西部劇につかわれる言葉だと思っていたので驚いた。人間もスタンピードするんだと。 1000人もの人があっというまに死んでしまうなんて恐ろしい。津波やハリケーンだけでも十分なのに、宗教や人種問題で人が死ぬのは、戦争と共に防げそうで防げない人間の業か価値観の違いか、いつになっても変わらない悲しい事。

いつもハリケーン後のニュースを見ていて、これから彼らはどうなるだろうと思う。なにもかも無くなっただけでなく、行くところもない。まったくアメリカはどうなっているのだろう。

暑さがつづく。プールにいく。髪を染める。

CNN以外のニュースを見ようと、NYタイムズや、CBSニュースをみる。フランス2のニュースがまた方式が変わったみたい。

ガルボ生誕100周年記念特集とかで、スカイパーフェクトで彼女の映画が日曜日ごとにシネフィル・イマジカ260チャンネルで5本放映される。私が初めてガルボを見たのは、昭和40年7月のガルボ・フェスティバルで「アンナ・カレニナ」「クリスチナ女王」「ニノチカ」「マリー・ワレウスカー征服」「椿姫」を松竹セントラルである。 今回は「グランド・ホテル」「アンナ・カレニナ」「クリスチナ女王」「ニノチカ」「椿姫」だけである。今は幸いなことにビデオで無声時代の映画までみられる。

昔の写真ー1062005年09月03日 17:42

昔の写真

これは3/4世紀以上も前の写真で生存者は3人だけである。この写真をみて友人がとても欲しがったので、改めて価値を認めた次第。着物と洋服のちぐはぐなところや、髪型や真ん中の男の子のぴんぼけなところも面白い。子供は犬と同じで一時もじっとしていない様子がみられる。

犬、映画館のチラシとブログにのせてきたが、今度は昔とった旅行の写真をのせようと押し入れをさがしてとりだす。外国旅行にいくとやたらに写真をとる。自分の記憶に自信がないためか、追憶にふけりたいためかわからないが、ともかく沢山ある。

もともとハリケーンの人々のように戦争で何もかもなくしてしまったので、それ以後のものはなにも捨てないようにしている。友人にいつも笑われるが、なんでもとっておく。

災害ですべてをうしなった人々が一番惜しがるのが写真である。自分達の過去が消えてしまう感じなのだろうと思う。

ルクームー1072005年09月04日 17:55

ルクーム

巴里で知りあったシーズー。つれていたマダムがいうには彼女の子供がベルギーで買ってきたとか。外国でシーズーにあうのは珍しいので、思わず話しかけてしまう。このルクー厶のお陰で、サンジェルマンの彼女のアパートで昼食をごちそうになり、そのご何年かクリスマスカードの交換があった。最近は旅行がままならないので、どうしているかしらと思う。

ハリケーンで動物たちも犠牲になっただろうに、まず人間が先の筈がそれさえままならないときには、動物たちにまで及ばない。ニュースの中で、犬をしっかりだいているひとをみると、助かってよかったと思う。

地震があるとまず犬を抱いてとびだす。台風で一番怖かったのはキャスリーン台風1947年である。家中の人たちで隣に雨戸を貸してしまったのでガラス戸が飛ばないように押さえていたのを思い出す。これからまだまだ台風が来る可能性がある。

一日中CNNのハリケーンニュースを見てしまう。結局は少しのお金を送る以外に何も出来ないのはわかっているのに。

Cannon-1082005年09月05日 18:46

ロンドン映画館

ロンドンの映画館。15年前にロンドンにいたとき、毎日のように映画をみていた。そのときロンドンの映画館の写真をとった。

Entschuldigung--日本語ですみませんと訳されているこの言葉を知ったときはしめたとおもった。すっかり日本語の「すみません」と同じだと勘違いしたせいだ。すみませんは便利な言葉で、ありがとうからごめんなさいまでいろいろ使える。 しかしドイツ語ではそうでないとか。誰かに話しかけるときにつかうらしい。今度ドイツ語の映画をみるときに気をつけてみてみようと思う。

ドイツ映画「橋」を見る。1949年製作。ベルンハルト・ヴィッキ監督。 戦争末期に子供が召集されて戦争にいけると喜ぶのに対して、親の悲しみが描かれている。日本も同じだったろうと思う、家では兄が海軍に入り、明日飛ぶというときに終戦になり助かった。その前に横須賀に母と一緒に面会にいった時、兄が泣いていたので意味もわからず驚いたのを覚えている。

台風がまだこないのにもう雨で中野、杉並、練馬区の川の近くが浸水したところがある。神田川はいつもは底が見える位の水しか流れていないのに。本当に水は恐ろしい。

13年前ー1092005年09月06日 17:54

13年前のクッキー

台風14号のため雨。明日のリサイクルのため新聞雑誌を束ねる。 「アイリスへの手紙」と「裸足で散歩」をみる。ジェーン・フォンダの年月の差をみる。アイリスは文盲(analphabete)の人の話だけど、先日ラジオフランス語講座を聞いていて、enfant(子供)とは話せない人という意味だと知る。情けないことにフランス語に関しては、いまだにanalphabeteであり、enfantであると思った。

クッキーの喘息の咳が大分良くなる。写真の整理をしていたら、13年前家にきたばかりの可愛い写真がでてきて、それと比べると老衰という言葉が実感される。 写真をアルバムからみな外して箱につめると少し少なくなる。

もう少しで50キロになる。あと秤で1ミリ位。お昼に焼きそばを食べる。 キャベツ、椎茸、シソのは、ニンニクの醤油漬け、ネギをいれ、クッキーのために買った豚肉を半分失敬していれる。

日曜に近くの障害者センターのバザーにいき、バスタオル、フェイスタオルと石鹸、熊のセットとマッシャー、スープカップ、茄子のはし置き、牛とムーミンのぬいぐるみを買う。全部で1,240円なり。

いつもは海苔や紅茶の缶入りがあるのだが、10時にいくつもりが、忘れてお昼過ぎにいったので売り切れ。うどんのセットとお醤油しか残っていなかった。

Video Shack-1102005年09月07日 17:04

Video Shack

台風14号は日本海にいる。CNNをみて日本のニュースをみると似たような被害がうつる。政治の貧困か、忘れっぽい人間のせいか。大小はともかく毎年くるのはわかっているのに。 やっとCNNでペットの救助のニュースがみられるようになる。とりあえず275匹助けたという。助けられた犬が救助した人にしがみついているのが不憫。

歯医者にいく。3本右上の奥歯が入る。これで26本の歯が何年ぶりかで揃う。そのうち5本は根がない。幸いなことに取り外しの歯がない。まだ少しいたい。あと10年ぐらい使えるといいが。歯医者の台に横になっている間、今まで何人の歯医者の世話になったか数えてみた。10人まではおぼえていたがあとは忘れた。

写真は昔のニューヨークのビデオショップ。タイムズ・スクエアの側にあった。ここに入ったときどんなに嬉しかったか、今からは想像できないほど。

今どうなっているだろう。よくレンタル・ビデオ屋がTVドラマに出てくるとじーとみてしまう。一番おもしろかったのは「キャロライン・イン・ニューヨーク」に出てきたビデオ屋の日系俳優ノリユキ・モリタさん。

ロンドンの木ー1112005年09月08日 17:17

ロンドンの木

ロンドンのホテルの窓からみえた一本の木を6カ月の間とりつづけた。最初の10月2日の緑の葉がついている木。

暑い一日。カーテンを取り換え洗濯する。 図書館にいく。「わたしの人生ア・ラ・カルト」岸恵子著、「マイ・ライフ」上巻ービル・クリントン著、「第2章ーニール・サイモン自伝2」、「ヘンリー・フォンダ」、「アメリカ映画がわかる」アエラ・ムック、「スタンダップ・コメディの勉強」高平哲郎著、「ゴダールー新たなる全貌」、「暮らしの手帳」2004年12月号、2005年2,3月号、4,5月号の10冊を借りる。「スタンダップ・コメディの勉強」にサインフェルドのことがのっている。ヴァディムの「わが妻、バルドー、ドヌーヴ、フォンダ」の本みつからず。

つたやにいき「猟人日記」「ロング・エンゲージメント」「万事快調」ゴダール監督を借りる。「わたしの愛したグリンゴ」を探したが見つからず。

ハルクにてランニング・シューズを買おうとしてみたら、気にいったのが見つからずやめる。水着売り場が隣にあったので、帽子とゴーグルを買う。

地下でハンバーグを買う。クッキーにはあげられない。タマネギがはいっているかどうかわからないから。

アップルの「iPodナノ」が出る。新しいものが出るとすぐ欲しくなる。

ルクー厶2ー1122005年09月09日 17:24

ロンドン木2

ルクー厶というお菓子の綴りを忘れたので、辞書をひくとLoukoumの次の文字がloulouでスピッツの事だと知る。森茉莉の翻訳した小説「マドモアゼル・ルウルウ」は人名だと思っていたがカワイ子ちゃんのことではないか? googleでみたらルウルウのファンが沢山いるのでびっくり。もう一度本を探して読んでみよう。

ルクー厶はアラビアのお菓子で、プルーストの「見いだされた時」の映画で主人公がオデットに初めて逢ったときに、すすめられる。イスタンブールから届いたルクー厶をどうぞと。一度食べてみたいと思っている。ネットで調べたが見つからず。それに原文のどこにあるだろうと探すがみあたらず。

今朝九段にいったら交差点の角にあるお店に有平糖ありますと出ている。懐かしくて帰りに買う。シナモン、ニッキなど入ったミックスをかう。バスの中でさっそくなめる。有平糖ってどこからきたのかしらとおもったら、ポルトガル語の砂糖菓子からの当て字とか。ネットのグーグルって本当に便利、前はすぐ広辞苑で調べていたのに。

今度はフランスの南部が洪水。やはり温暖化のせいとしか思えない。

一代目、2代目ポーー1132005年09月10日 16:56

一代目、2代目

16日から始まるお祭りの提灯が通りに飾られる。電気が入り夜はきれい。穴八幡のお祭りだけど、いつもお天気がわるいが今年はどうか。今年も阿波踊りが見られそう。

徳島に行ったときに観光協会の人に阿波踊りを習う。普通のダンスは右左交互にだして踊るが、これは右足と右手と同時にだす。この踊りにはまるのはこのせいみたい。

クリントンの「マイライフ」をよんでいたら、彼の母は子供時代にニューオーリンズに一時住んでいたとか。そのために彼も時々行き、世界中の大都市をほとんどすべて見てきたが、ニューオーリンズはいつまでも特別な存在でありつづけるだろうといっている。

わたしのニューオーリンズはルイ・アームストロング、トルーマン・カポーテ、小泉八雲、欲望という名の電車、プリティ・ベイビー、ペリカン文書、最近はソニー、ニューオーリンズ・トライアルなどの映画とマルディグラしかないが、皆いろいろ思い出のある街なのだろう。もとはフランスの植民地だったのだから。

まったくひどいことになっている。津波と同じとか、広島の原爆と比べたり、今はシュール・レアリズムと形容されている。

ゴダールの1972年の「Tout va Bien」を見る。モンタンとジェーン・フォンダの組み合わせ。ジェーン・フォンダのフランス語を聞く。アメリカ訛りがあまりない。