狛犬ー6372007年06月02日 17:42

狛犬

土曜日ー晴れ。 「ジョゼと虎と魚たち」を見終わる。ジョゼというのがサガンの小説の主人公の名前だとわかる。サガンの小説が家に9冊ある。 「悲しみよ、こんにちは」、「ある微笑」、「ブラームスはお好き」、「すばらしい雲」、「絹の瞳」、「乱れたベッド」、「私自身のための優しい回想」、「赤いワインに涙が・・・」、「愛の中のひとり」等、昔読んだことがあるが、この際読んでみようとしらべたらあと20冊位ある。

丁度図書館にいく日なので、図書館にあるサガンを5冊「愛と同じくらい孤独」、「愛という名の孤独」、「夏に抱かれて」、「失われた横顔」「愛の中のひとり(だぶる)」をかりてくる。そのほかないのを、アマゾンで8冊注文する。1円から446円まで。「熱い恋」、「優しい関係」、「ボルジャ家の黄金の血」、「水彩画のような血」、「逃げ道」、「愛は遠い日」、「サラ・ベルナール」、「心の青あざ」。

高い本はやめる。多分この映画のためか「一年ののち」というのが1190円と高い。図書館のかえりに、Book Offにいってみるが、サガンの本は一冊もみあたらず。過去の人という感じである。「東京タワー」リリー・フランキー著、「シニアの食卓」婦人の友社「いのちをいつくしむ新家庭料理」辰巳芳子著を買ってしまう。

「一年ののち」「昼も夜も晴れて」「厚化粧の女」「幸福を奇数にかけて」「香水」は高い本なので、古本市で探すことにする。 ジャン・クロード・ブリアリが亡くなったニュースを聞いたときすぐ森茉莉を思い出した。それにサガンの「スウェーデンの城」という映画にでていたことも。若いときの顔しかイメージがなかったが、ニュースで最近の顔がみられた。写真は友人がインドネシアでとってきてくれた狛犬さん。

「アメリ」をみていたら、「諺を知る者に悪人はいない」というのが家訓だという人が出てきてほっとする。 Celui qui connaît bien le proverbe ne peut pas être complètement mauvais.

カラヤン広場ー6382007年06月04日 19:05

カラヤン広場

月曜日ー晴れ、27度になるという。 早稲田大学の優勝パレードのことを姉が知らせにきてくれる。5時ごろ絵画館前をでるとか、500円で提灯を買わなければならず、もうほとんど売り切れだという。選手は理工学部前から合流するという。いこうかどうか、穴八幡あたりだったら、見に行ってもいいけど、凄い人だろう。

今年は特にスターがいるし、神宮球場に3万6千人とかいうからには、それ以上の人がでるのだろう。 昨日は早稲田までいって「終生ヒトのオスは飼わず」米原万里著をさがす。主に犬7匹と猫8匹のことがかいてあり、彼らとの写真をみると、ある意味で幸せなひとだったと思う。

それと「平成ジャングル探検」鹿島茂著を買う。これのあとがきには2003年に初版がでたころと、4年後の今とは12の盛り場の変化に驚くとある。たしかに新宿の歌舞伎町については、実態はわからないが、外から昼間みたかぎりでは、一変している。

3時に友人に会いにいく。途中で本屋によると、田辺聖子の「ジョゼと虎と魚たち」の文庫をみつける。この映画をみてから読みたいと思っていた。友人が遅れたので、待っている間に読み終わる。これは映画の方がいいと思う。

Qui se hâte trop, se fourvoie. あまり急ぐ者は道に迷う。

サントリナー6392007年06月05日 19:27

サントリナー639

火曜日ー晴れ、27度。 お味噌つくりの日。朝から大豆を煮る。遅く起きたので、お昼すぎまでかかってしまう。前回は1月につくったから、半年になる。もう一回つくろうと思う。友人の母上が作って欲しいほどおいしいといってくれたので、出来たのを少し送る。

新宿のつたやにDVDを返却にいく。みたいのがないので、また日本映画にする。「下妻物語」「春の雪」。「萌の朱雀」が貸し出し中だったので、同じ監督河瀬直美の「沙羅双樹」を借りる。洋画の階にいったら、「トリノ、24時からの恋人たち」があったので借りる。

歩いて帰ろうとしたら、丁度大久保病院の側を通ったので、入院している、姉のところに寄ることにする。 アマゾンに注文した本が少しずつ届き始める。読む本がどんどんふえていく。カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」を読み始めたが、他にも何冊か読みかけている。

サルコジ大統領がパリ政治学院を卒業というのが間違いで卒業していないと朝日の夕刊にでていた。カナール・アンシェネ紙によると、成績がわるかったという。サルコジ嫌いは大喜びしているだろう。

Il n'y a que la vérité qui blesse. 真実は人の心を傷つけるもの。

Cookie-6402007年06月06日 19:24

cookie-640

水曜日ー晴れ。 日仏学院から帰ったら、ポストにアマゾンからの本が沢山あり。サガンの本が全部で18冊になる。今日届いたのは、「水彩画のような血」、「愛は遠い日」、「愛は束縛」、「熱い恋」、「優しい関係」、「心の青あざ」、「冷たい水の中の小さな太陽」の七冊。

咳がとまらないので、やっと医者にいくことにする。レントゲンをとり、血液検査をしてくれる。来週わかるが、変な病気でないといいが。私としては、クッキーが咳をしていたので、その遺産のように思っていたのだけど。治りたい気もあれば、治りたくない感じもある。

今朝クッキーの友人だったぷーちゃんのママから電話あり。白いプードルのぷーちゃんはクッキーより一つ上で犬の散歩でしりあった友人である。 いつも寝ているという。また歌の発表会が新宿であるとか。いく約束をする。彼女は歌が上手で時々先生についてレッスンを受けている。

Qui ne sait rien, ne doute de rien. 何も知らない者は何も疑わない。

Cookie-6412007年06月10日 20:14

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土曜日ー曇り。 サガンのインタビューの本2冊をよむ。「愛と同じくらい孤独」「愛という名の孤独」。原題は「Réponsesー返答」, 「 Répliques-速答」という簡単なものなのに。「失われた横顔」「愛をさがして」サガン著、「森村誠一の写真俳句のすすめ」、「豊かに生きる」朝吹登水子著、とアマゾンの中古本を注文する。

日本映画で最近みた原作本もみたくなり、1円本を注文する。「下妻物語」「電車男」「ジョゼと虎と魚たち」。最後のは買ってよんだのだが、人にあげてしまったので、安いとつい気がゆるむ。もうやめようとおもいながら、つい買ってしまう。

「沙羅双樹」河瀬直美監督をみる。台詞がほとんどささやくようなので、聞き取れず、眠くなる。奈良で撮影されたそうだが、昔は東京にもこうゆうゆったりしたものがあったとおもう。

アマゾンから年会費を払えば送料がただになるという知らせがはいる。が中古本には適用されないので、会員になろうかどうか迷う。いままで、中古以外で送料をとられたことがないので。

日曜日ー曇りのち雨のち晴れ。 今日は雨だというのにあまり降らず、お昼頃どしゃ降りになる。どこにもいけないかと思っていたら、3時過ぎに止み晴れてくる。今朝テレビで、東京オペラシティギャラリーで、 「藤森建築と路上観察」を開催中とみたのでいってみる。

藤森建築はエルメス美術館でもちょってみていたので、だいたいどんなふうかわかっていたが、こちらの方は広くおおがかりである。珍しい建物がいろいろあって、なんて幸せな人々だろうとおもう。好きなように家をつくれたり、すんだりできるなんて。本も展示してあったが、30冊ぐらいあって、また欲しい病がでたら大変とおもう。

L'occasion fait le larron. 人は時と場所で思いも寄らない悪事を犯すものだ。(機会が盗賊をつくる。)

Cookie-6422007年06月11日 19:30

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月曜日ー雨のち曇り。24度。 九段にいく。留守のあいだに友人より宅急便がつく。いつも誰かが受け取ってくれるのにメモがある。電話して再配達を頼む。玉葱と奈良漬けとエプロンと鶴屋吉信のあじさい餅が入っている。いろいろな心遣いがしてあって嬉しい限り。あじさい餅をあっという間に2つ平らげる。

どうしてこう甘いものがすきなのだろうと思う。デパートのお菓子売り場に大勢の人がむらがっているのをみると、人間も蟻も同じという感じがしていた。昔甘いものを食べられなかったからと自分のことはわかるけど、他の人はどうなのだろう。甘いものは全然たべないという人もいるから、幼児体験なのだろうか。

夕方、お医者に検査の結果を聞きにいく。すれすれで大丈夫といわれる。ただし、コレステロールが高いから薬をのむよういわれる。いいですとことわるが、飲む気があったらいらっしゃいという。

木曜日あたりから梅雨にはいるとか天気予報がいっている。中国南部で大雨だとか。今年の夏は暑くなる、ラニーニ現象が発生という。

アマゾンから「私の東京物語」「夏に抱かれて」「幸福を奇数に賭けて」「愛という名の孤独」がつく。テレビをけして本を読まないととおもってもテレビのほうがイージーなので、ついドラマや映画をみてしまう。「人間は「成長したい欲」と「怠惰でいたい欲」とがせめぎ合いながらいきている」と堀田力が「60歳から生きる意味」の中でいっている。 このごろは「怠惰でいたい欲」の毎日である。

Il faut devenir vieux de bonne heure, si on veut l'être longtemps. 長生きしようとすれば、早くから年寄りになれ。

Cookie-6432007年06月14日 20:25

cookie-643

水曜日、晴れ、暑くなる。 日仏にいく。最終日。次は夏季講習にはいる。いつもは前期だが、今年は8月、9月の後期になる。皆ともしばらくお別れだが、お休みで少し嬉しい。フランスに行く人が何人かいる。日仏レストランで食事。予約で一杯といいながら、入れてくれる。

アマゾンの本が6冊ポストにはいっていた。これで当分かわないようにしなきゃと思う。といいながら、日仏のリーヴ・ゴーシュ書店で、サガンの本をみたら、2冊あり。薄い「Aimez-vous Brahms ?」をかう。家にあるのはなぜか英語版のみなので、彼女のフランス語を読んでみたくなる。メデアテークで借りたのは休みになるので返却する。

木曜日ー梅雨入り。曇りのち雨 「ウオーターボーイ」と「リトル・サンシャイン」をみる。リトルのほうに、トニ・コレットがでていた。好きな女優である。それにアラン・アーキンが。彼は「Heart is a Lonely Hunter」以来のファンである。子役が素晴らしい。いい映画で、もう一度見ようと思う。

降り始めてから図書館にいく。サガンの持っていない唯一の本「厚化粧の女」を借りる。暮しの手帖2冊とフランスについての本3冊、パンの本、池内紀著「町角ものがたり」、絲山秋子著「逃亡くそたわけ」を借りる。

今夜から「モンク」の再放送がある。昨日「ローズマリー&タイム」が終わってしまう。今のところすきなのは、「House」、「Numbers」と「騎馬警官」。

Mauvaise herbe croît toujours. 雑草は常に成長する。

ボロブドゥール−6442007年06月15日 19:43

ボロブドール−644

金曜日ー晴れ、30度を越える。 朝5時半に起きて梅酒と夏みかんの砂糖煮とをつくる。梅酒はいつも1Kgでつくるが、瓶のつごうで、昨日みたテレビの「きょうの料理」と同じく500gでつくる。あとのこった500gで黒砂糖でつくってみる。午前中はこれでおわり。戸棚の中の昔つくった梅干しだとか、去年つくった、梅酒や梅ジュースを片づける。

午後は疲れてテレビをみながら寝てしまう。今日は暑く30度をこえたという。梅雨いりしたのに、雨のかわりに暑さが戻ってきた。 いままでの諺をリストにしてみると、結構同じのをつかっている。その場かぎりで、決めるからダブってしまう。写真は友人が訪れてとった遺跡である。

La fortune rit aux sots. 愚か者に福あり。

Ensemble de Borobudurー6452007年06月17日 19:38

ボロブドールー647

日曜日ー晴れ。 今朝のフランス2でサラ・ベルナールの住んでいた別荘がベル・イルの環境保護に役立っていると報道していた。ちょうどサガンの「サラ・ベルナール」が手元にあったので、読むことにする。伝記の一種ではあるが、死者のサラ・ベルナールとサガンの対話形式である。

それに原題は「Rire Incassable」(決して壊れることのない笑い)という。本の最後には「お笑いなさい、たくさん、たくさん、笑うのです。私たちに与えられているもののうちで、何よりも得がたいもの、他の何にもまして大切なもの、それは、・・・笑いです。誰も奪うことのできない、決して砕けることのない笑い・・・」サガン著「サラ・ベルナール」で終わっている。

これは、サガンの言葉をサラ・ベルナールに言わせているのか、サラ自身が言った言葉かわからないが、彼女の笑いは天をかけぬけるようだといっている。今では笑いは、たとえ偽笑いでも病気にも効くといわれている。でも一人でいると哄笑よりも苦笑いの方が多いようだ。

ドラマでは笑えるのは「シンプソンズ」「ダーマ&グレッグ」「マルコム」「モンク」位である。 Youtubeで犬のダンスをみる。それにフレンチ・ブルドックの可愛い子どもたち。これらもちょっと笑えるもの。写真は友人の撮ったボロブドゥール寺院遺跡群。

Tel qui rit vendredi, dimanche pleurera. 金曜日に笑う者は日曜日に泣く。(状況は変わりやすい)

Sagan-6462007年06月19日 21:24

Sagan

火曜日ー晴れ、曇り、暑い一日。 朝洗濯しながら、うずら豆を煮る。サラダを半分と甘煮を半分つくる。午後は「テス」をみてから、つたやにいく。「ディパーテッド」と「あるいは裏切りという名の犬」を借りる。

紀伊国屋によりサガンの伝記「Derrière l'épaule」を買う。高島屋でイタリア・パンと天丼とかったあと、通りがかりに並んでいたので、何かとみたら魚久のかす漬けである。並んでかう。毎日11時と4時に売るという。

疲れたので早めにねたいけど、「モンク」が11時からはじまるので、その前に、「あるいは裏切りという名の犬」をみる。なつかしのミレーヌ・ドモンジョがでていた。彼女はサガンの「悲しみよこんにちは」にもでていた。

Kさんがフランスにいこうとメールあり。考えたけど、やはりやめようとおもう。いまいち気力がおきない。今日は暑く時々冷房をいれる。天丼とパンの両方をてべたので苦しい。明日の朝秤に乗るのが恐ろしい。 渋谷の温泉施設で爆発があり3人死亡という。新宿では看板が落ちて、怪我をした人あり。

ユタに住む友人の孫娘が結婚すると通知あり。この子が10歳ぐらいのとき日本に友人ときた時会っているので、その成長ぶりに驚く。

Il ne faut pas chômer les fêtes avant qu'elles soient venues. 明日知らぬ世の中。